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気管支喘息は、1990年代に入って、病気に対する考え方や治療法が大きく変わりました。
発作のおおもとの原因が気道の慢性炎症であることがわかり、治療法の重点は発作を鎮めることから、予防することへと移りました。
治療薬の新たな主役ともいえる
「吸入ステロイド薬」の広まりは、夜中に発作を起こし、病院へかつぎこまれる患者の数を大幅に減らす効果を上げています。



1 吸入ステロイド薬

2 東洋医学的治療  (漢方薬、ツボ治療)

3 テオフィリン、β刺激薬、抗アレルギー薬の内服

4 β刺激薬の吸入

5 生活習慣の改善

6 治療のまとめ




吸入ステロイド薬は、小型容器に入っており、息を吸いながら口の中に噴霧します。気道の患部に直接届いて働きます。

ほかのどの薬よりも気道の炎症を抑える力が強く、程度の差はあれ、ほとんどの人に効きます。

ぜんそくは気道の粘膜が過敏なため、ほこりやたばこの煙、気候の変化などを引き金に気道が狭まり、呼吸困難を起こす病気です。以前はこうした一過性の発作の病気とみなされましたが、80年代後半から、おおもとの原因は気道粘膜の慢性的な炎症であることが明らかになってきました。

ぜんそくが糖尿病や高血圧と同じような慢性病だとわかって、治療の力点は、発作を鎮めることから発作を予防管理することへ移りました。

日本アレルギー学会は93年に、ほこりの中のダニへのアレルギーやたばこといったぜんそくの悪化要因を取り除くことを前提にしたうえで、吸入ステロイド薬を第一選択にした治療ガイドライン(指針)を発表しました。この薬を軽症でも使ってよいとしています。

軽症から吸入ステロイド薬を使う根拠に「気道壁リモデリング」の予防を挙げています。この現象は、気道が長い間炎症にさらされていると、気道壁が厚く硬くなることをいいます。

こうなると、どんな薬を使っても元に戻らず、絶えず息切れがするようになります。これを防ぐには、吸入ステロイド薬などを早めにきちんと使った方がよいのです。

心配されるステロイド薬の副作用は、吸入薬の場合、飲み薬や点滴薬など全身投与のものに比べ格段に少ないです。ステロイド薬を長期に飲み続けることが多かった重症患者は、吸入薬を使うことで副作用を軽くできるようになりました。通常の量を使うなら、全身性の副作用はまず心配ありません。必要な場合に多めに使い続けても免疫力は落ちず、むしろ炎症を抑えることで、風邪など気道感染が起こりにくくなります。


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漢方薬

いずれの漢方薬も喘息体質を
改善する効果をもち、長期的にはきわめて有効ですが、麻杏甘石湯や五虎湯などは発作に対して即効性も期待できます。漢方薬は専門の医師による個人個人にあわせた使い分けが必要です。柴朴湯、黄耆建中湯、五虎湯、麻杏甘石湯など

ツボ治療

他の治療が無効な場合にも
著効することが多々あります。


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テオフィリン
比較的即効性のある薬です。長期管理薬として治療のベースに使えます。
β刺激薬
即効性はありますが手のふるえや動悸といった副作用が出現することがあります。
抗アレルギー薬
即効性はありませんが、体質改善の目的で長期の使用が可能です。中に眠気などの副作用がでるものもあります。

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発作がない時に、だらだら使用することは好ましくありませんが、発作時には最も即効性のある方法です。
小型の容器に入ったもち運びに便利なものがありますが、発作回数の多い方には自宅で電気式の吸入器を用意され、
1日2回〜4回の吸入をゆっくりとされるのが有効です。

なお、最近では1回の吸入で長時間作用が持続するβ刺激吸入薬が使用できるようになりました。
(1日2回の吸入で効果持続)

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アレルギー病を楽にする生活の知恵の項を参照  ←ここをクリックしてください

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治療法の選択で、とくに強調したい点は発作が落ちついた時、吸入ステロイドからやめられる方が多いのですが、大きな誤りです。
吸入ステロイドや漢方薬、抗アレルギー剤などは長期にわたり安全に使用できる予防薬
です。
最初に排薬すべきではありません。
β刺激薬の吸入や内服、テオフィリンの方から減量、中止していって下さい。喘息は気道の炎症でおこる慢性の病気です。

漢方薬やツボ治療、抗アレルギー薬などで、この体質を改善し、治癒にもっていくことが可能ですが、
数カ月〜数年の期間を必要とします。この間、発作をくり返すと気管支が狭くなりもとに戻りにくくなったり、生命に危険を及ぼすこともあります。このため、ステロイド吸入を予防的にかかさず続け、発作がおこった時にはテオフィリンの内服やβ刺激薬吸入などですばやく発作を止めることが重要です。

発作がおこらなくなったら、テオフィリンやβ刺激薬から減量、中止へともっていき、次にステロイド吸入を減量していきます。ステロイド吸入は真っ先に又は安易には中止しないでください

なお、ダニやほこりの除去や食養生なども可能な限り実行しましょう。


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