医学的に見て、肥満の方は心筋梗塞、脳梗塞、睡眠時無呼吸、乳癌、子宮癌、大腸癌など、生命にかかわる病気が高率に起こるといわれます。また糖尿病、高脂血症、痛風、高血圧、脂肪肝などの生活習慣病や膝関節症、腰痛などが多発するようです。 次のようなデータもあります。適切なカロリーと低脂肪食で育ったネズミに比べ、好きなだけ食べ肥満化したネズミは約1/3に寿命が縮まり、しかも早期にぼけたような状態と運動能力低下を起こしたと…。
医学的に見て、肥満の方は心筋梗塞、脳梗塞、睡眠時無呼吸、乳癌、子宮癌、大腸癌など、生命にかかわる病気が高率に起こるといわれます。また糖尿病、高脂血症、痛風、高血圧、脂肪肝などの生活習慣病や膝関節症、腰痛などが多発するようです。
次のようなデータもあります。適切なカロリーと低脂肪食で育ったネズミに比べ、好きなだけ食べ肥満化したネズミは約1/3に寿命が縮まり、しかも早期にぼけたような状態と運動能力低下を起こしたと…。
悪性肥満とは糖尿病・高脂血症・高血圧などの生活習慣病を合併しやすく、将来的に脳卒中や心筋梗塞などの死に至る重篤な病気を起こす可能性が高い肥満です。 一方良性肥満はこれらの病気を引き起こしにくい肥満です。 悪性肥満の最たるものが「内臓脂肪型肥満」です。
肥満の原因は、摂取カロリー(食べる食品のカロリー)が消費カロリー(基礎代謝・神経活動・運動など)より多いことにあります。
つまり、食べ過ぎと運動不足が主な原因ですが、中には“私は食べ過ぎてなく、運動もよくしているのに太る”と言われる方もあります。
こういった方は東洋医学で“虚証の肥満”と言い、基礎代謝が低く、食物から得たエネルギーを熱にかえて体外へ出す力が弱いため、体重が増えるのです。
当院では、患者様個人個人のタイプを東洋医学と西洋医学の両面から分析、最適の治療を選択します。 「耳針」 「漢方薬」 「独特な食事療法」の3つを組合わせた治療法です。
当院では、患者様個人個人のタイプを東洋医学と西洋医学の両面から分析、最適の治療を選択します。
「耳針」 「漢方薬」 「独特な食事療法」の3つを組合わせた治療法です。
・空腹感を抑える ・味覚を直す(甘い物の多食を抑える) ・カロリー制限に伴うイライラ感を防ぐ
※ 耳針(円皮針)を貼り、1〜2週間に1回の割合で張り替えします
その人の証に合わせ、各人に最も適した処方を調合します。
@早食いはしないでください。ゆっくり噛んで食べてください。
A蛋白質を1日少なくとも60g食べてください。 植物蛋白質、豆腐、納豆、おから、枝豆、煮豆、白身の魚、鶏のささみなど
B油物、特に肉類の油物をひかえめにしましょう。 (オリーブ油、菜種油、魚油など不飽和脂肪酸は、ある程度とった方がよい。)
C甘いお菓子、ジュース、果物など糖分をひかえめにしましょう。
D便秘しないようにしましょう。便秘の場合、漢方便秘薬などを使うのもよいでしょう。
Eアルコール類はできる限り減らしてください。
F就寝前2時間は何も食べないでください。間食をひかえめにしましょう。
G食物繊維を十分にとりましょう。 (海草、きのこ、こんにゃく、ひじき、ところてん、緑黄色、温野菜など)
H適度な運動を定期的(できれば毎日しましょう) 1日30分程度速足で歩くのがよいでしょう。(もしくは、自宅で60分程度の足踏みを)
I睡眠を十分にとりましょう。趣味を楽しむなどリラックスした生活を…。